株式会社立川紙業
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世界の紙パルプ動向
佐竹 典夫
近頃、日本製紙連合会発行の「紙・パルプ」の中で“紙・パルプ産業の現状”と題した特集から、世界の紙・パルプ動向についてご紹介したい。
これによると、2003年の世界の紙・板紙生産はおよそ3億3,900万トンで、前年水準を2.9%上回った。
地域別での生産はアジアが32.7%を占めてトップ、欧州が30.7%で2位、北米が29.6%で3位となっている。
アジアは衛生用紙や段ボール原紙生産でトップを占めており、伸び率も高い。これは、中国や東南アジア諸国の経済成長を背景に、紙・板紙の生産と消費におけるアジアの存在感を示すもの。
2003年のアジアのシエアは生産が32.7%、消費では35.7%となっており、地域別では生産・消費ともトップになっている。
2003年の国別では、米国(1.3%減)や日本(0.7%減)がマイナスであったのに対して、中国は13.1%増と大幅に増加した。中国の生産は2001年に日本を抜いて世界2位となり、2003年には4,000万トンを突破している。
2003年の世界のパルプ生産は1.6%増の約1億8,500万トンとなった。世界的に製紙原料の古紙へのシフトが進んだこと(古紙消費は4.6%増)から、紙・板紙生産に比べて低い伸びにとどまっている。
国別ではインドネシアが特に高い伸びを示している。この年に初の500万トン台に乗せた。インドネシアは1990年代以降に製紙産業を急速に発展させた国の1つで、パルプ生産量は1993年の130万トンから10年間で約4倍になっている。(弊社取締役社長)
2003年 紙・板紙生産上位10ヵ国 (単位 千トン)
| @米国 | 80,220 | Eフィンランド | 13,057 | |
| A中国 | 41,660 | Fスウェーデン | 11,062 | |
| B日本 | 30,457 | G韓国 | 10,391 | |
| Cカナダ | 20,060 | Hフランス | 9,938 | |
| Dドイツ | 19,310 | Iイタリア | 9,372 |
業界の動き 大王製紙 中国で衛生洋紙生産
大王製紙は中国・蘇州市で中国企業との合弁により生理用ナプキン事業に着手すると発表した。
上海市にある金光紙業投資有限公司との間で合弁契約書に調印した。
2006年上期に販売を開始し、3年後の売上高40億円を予定している。
合弁新会社はこの4月に設立した。経済成長とともに中国における需要が急速に高まって市場が拡大しており、大王製紙は金光紙業の子会社でティシュペーパーやトイレットペーパーの中国トップメーカー・金紅葉紙業有限公司の中国国内における販売力を活用するという。
大王製紙の調査では、中国のナプキン市場は対象人口が3億6,700万人(日本2,900万人)と日本の12.7倍、市場規模は末端売価で年間2,597億円(日本828億円)で3.1倍。
大王製紙は自社の商品開発力、マーケティング・製造・品質管理のノウハウを注ぎ、金紅葉紙業の販売力と合わせて競争力を高める。商品販売は上海市を中心とした華東地区から始め、その後華南、華北地区へと展開していく方針である。
合弁会社は蘇州市の蘇州工業団地に設立する。大王製紙が4割を出資、金光紙業投資が6割出資する。合弁会社の生産能力は年間4億3,200万枚。
合弁相手の金光紙業投資はインドネシアのシナールマスグループの中国を統轄する投資会社。金紅葉紙業以外の子会社は金東紙業(江蘇)有限公司、金華盛紙業(蘇州)有限公司、寧波中華紙業有限公司、海南金海紙業有限公司など日本でも知られているメーカーが連なっている。
大王製紙はこの合弁事業を足がかりにして中国における加工品事業の地位の確立を図りたいとしている。 (紙之新聞より抜粋)
今月の使用紙 ガルダバット13
今月のTP通信は、Gardapat13(ガルダパット13)を使用しております。
ガルダパットは、なめらかなマット調の表面を持つ、非常に束高い上質コート紙で、元来両立できない2つの要素である「束高さ」と「ビロード感」を、1つの製品の中で結合させたものです。ボリューム感1.3、嵩30%アップです。言い換えれば30%軽くなったということです。
ガルダパット13は完全無塩素漂白・無蛍光・中性紙の環境配慮製品で、イタリア産の輸入紙です。
お客様訪問記
名詞エキスプレス様の巻
〒190-0031 立川市砂川町8-59-5
TEL 042-538-0789
FAX 042-538-0598
今月は、立川市砂川町で名刺・封筒・ビジネスアイテムの軽印刷業を営まれていらっしゃる名刺エキスプレス様にお伺いして、デジタル化が進んでいる印刷業界についてお話をお聞きしました。
Q.お店を始められたのはいつ頃ですか?
A.2003年の10月から始めました。
Q.業務内容はどのようなものでしょうか?
A.当店は、立川市の広告プロダクションである_カオルコーポレーションの一事業部として、軽印刷物の店頭販売を行っております。本社では紙媒体・Webなどのデザイン制作を請け負っておりますが、こちらの名刺エキスプレスでは、名刺・封筒などの軽印刷に焦点を絞っております。
Q.設備はどのようなものですか?
A.メインは名刺・はがきなどを印刷するインクリボンのプリンターです。封筒・その他の印刷物には、ゼロックスのオンデマンドプリンターを使用しています。
Q.デフレなので、価格は安く納期は短く、また良いものをが当たり前の時代になっていますが、このような状況で特徴を出していくのが難しいと思うのですが?
A.はい、当店ではクオリティーの高い商品を格安で、また早くお客様にお渡ししています。例えば、1c/0の名刺100枚は980円(版代抜き)です。封筒印刷なども格安でご提供しています。データがあればすぐに出力可能ですので、お急ぎの対応も完璧です。
Q.商品コストはどのように押さえていらっしゃるのですか?
A.店頭による営業レス販売と、最新鋭デジタル機器を駆使してのコスト削減メリットを、販売価格に還元しております。また、コストパフォーマンスの優れた商品を開発してご提供しております。
Q.モットーをお聞きできますか?
A.高品質・短納期・低価格をモットーにビジネスに役立つアイテムを充実させ、お客様の商売繁盛を応援させていただくということです。印刷物から印鑑・販促品・店舗装飾品など、ビジネスアイテムに関することでしたらなんでもご相談いただければ、お客様の立場に立って対応させていただきます。お気軽にご来店下さいますようお待ちしております。
Q.最後に、今後の展望を!
A.多摩地区を中心に、多店舗展開をしていきたいと思っております。
本日はお忙しいところ、大変ありがとうございました。名刺エキスプレス様のご発展を心よりお祈り申し上げます。
お知らせ 『山桜の年賀デザイン集』販売中
毎年ご好評いただいております『山桜の年賀デザイン集2006年』が発売されました。
皆様からのご用命をお待ちしております。
CD-ROM(2枚組) Mac/Win対応 ハイブリッド
◎Disk 1(レイアウトデータ)
Adobe lllustrator 7.0ファイル(EPS)
Microsoft Word 97 文書(Win)
◎Disk 2(素材データ)
賀詞・文章・喪中・カレンダー(BMP
1,200dpi)
イラスト(BMP 300dpi)
◎カ ラ ー
100点
◎モノクロ
200点
◎喪 中 4点
◎カレンダー 2点
標準価格5,880円(本体価格5,600円)
版下集
◎実際の色見本が2種ついています。
◎すべてのデザインに85線を使用、ダイレクト製版に適しています。
◎カラー(4杓分版)2点・モノクロ102点
喪中4点・カレンダー2点
標準価格5,460円(本体価格5,200円)
雑記帳 ブルー・ブラックとはどんなインク?
これは青インクと黒インクの中間の色ではありません。
ブルーブラック・インクで書いた文字は、書きたてのころは青い色ををしていますが、時間がたつにつれて、だんだん黒に近い色に変化していきます。つまり、時間とともに青から黒に変化するのでブルーブラック・インクというのです。
書いた直後は、青い色素の色ですが、水分が蒸発するにつれて反応が進み、黒いタンニン酸第2鉄の色が現れてきます。このため、インクの色が青から黒へと変わるのです。
紙の豆辞典 三国時代の紙
高句麗、百済、新羅のいわゆる三国時代は仏教が盛んで、書画に用いる紙の需要を刺激しました。それに伴い、生産の必要性が増大し、紙文化の発展に大きな転機をもたらしました。
三国時代から新羅統一後までの製紙技術を知る手がかかりとしては、慶州・仏国寺の釈迦塔から出土した、現存する世界最古の木版印刷物で、韓国最古の紙類文化財でもある『無垢浄光大陀羅尼経』、『新羅白紙墨書大方広仏華厳経』などがあります。これらの紙をみると、国内の楮(こうぞ)を原料とする製紙技術が、この時代に確立されていったと思われます。『大方広華厳経』の裏面には、「楮の皮をひきうすで挽いてつくる」という楮紙の製法が記されています。
統一新羅時代の紙としては、鶏林紙が発展し、搗砧法によって仕上げられる今日の韓紙の基礎となりました。