読みやすさとやさしい紙色が魅力の「クリーム上質」
「クリーム上質」は、柔らかなクリーム色が特徴の上質紙で、小説や教科書、冊子本文などに広く採用されている定番の書籍用紙です。
白上質に比べてコントラストが柔らかく、読み疲れしにくいため、長文を読む印刷物に特に向いています。
見た目にも落ち着きがあり、親しみやすい風合いが多くのユーザーに支持される紙です。
クリーム上質は、パルプを原料にした非塗工の上質紙で、
紙全体に淡いクリーム色を均一に配合して作られています。
目に優しいクリーム色
長時間読んでも疲れにくい
印刷が見やすく、文字が沈まない
紙質はサラッとしたフラットな質感
読み物・学習用途の標準紙として長年使われ続けている理由は
「読みやすさ」に特化した設計にあります。
特徴・質感
疲れにくいクリーム色で可読性が高い
文字のコントラストが柔らかく、小説・教育書に最適。印刷適性◎(特に本文印刷)
黒文字・カラー図版どちらも読みやすく再現。さらりとした上質紙らしい手触り
光の反射が少なく、落ち着いた質感。書き込み適性が高い
鉛筆・ボールペン・マーカーもにじみにくい。軽量で扱いやすい(薄めの連量が多い)
冊子全体を軽く仕上げたい時に便利。
厚さ・連量と用途
用途に合わせて選べる、読みやすさ重視のラインナップ
クリーム上質は、厚さ(連量)のバリエーションがシンプルで扱いやすく、主に冊子や資料など「読みやすさ」が求められる用途に適しています。軽やかで扱いやすい55kgから、よりしっかりとした90kgまで、シーンに応じた使い分けが可能です。
55〜60kg: 軽量でページ数の多い冊子や、資料の本文用に最適
70〜90kg: 読みやすさと厚みのバランスが良く、レポート・学習資料・小冊子などに◎
※いずれも筆記適性が高く、コピー・プリント用途にも使いやすい上質な紙質です。
色合い
白上質 → 明るく情報がくっきり見える
クリーム上質 → 読みやすく長時間向き、落ち着いた印象
という明確な違いがあります。
まとめ:こんな方におすすめ
【デザイン面で相性が良いポイント】
・長文が読みやすく、目に優しい紙面が作れる
・黒文字が沈まず、コントラストが自然
・落ち着いたトーンで冊子全体の世界観が整う
・図表やイラストも柔らかい発色で見やすい
【こんな方におすすめ】
・読みやすさを重視した冊子・本を作りたい方
・教科書・小説・学習書の本文紙を探している方
・白紙だと硬すぎる、強すぎると感じる方
・優しい色味で親しみやすい印象を出したい方
株式会社立川紙業
五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやyoutubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて
紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
