環境配慮型包装に最適な『未晒クラフト』の魅力
「未晒クラフト(みさらしくらふと)」は、クラフト紙の中でも最もベーシックで汎用性の高い紙です。
木材パルプを漂白せずに仕上げているため、自然な茶色とラフな風合いが特徴。
未晒クラフトとは、漂白工程を行わない茶色いクラフト紙のこと。
再生紙ではなく、パルプ本来の色を活かした自然な見た目が特徴です。
紙袋や包装紙、封筒など、ナチュラルな印象を与えたいシーンで幅広く活躍しています。
特徴・質感・印刷&加工対応
自然で温かみのある色味
素朴な雰囲気があり、ナチュラル系ブランドと相性抜群。非常に強い強度
紙袋や封筒、梱包資材として長年愛用される理由。印刷適性は良好
黒・濃色のインキが映え、白インキを使うとデザインの幅が広がる。加工適性◎
型抜き・折り・スジ入れ・ミシン目などの後加工にも強い。環境配慮のイメージ
未晒の自然色は、エコ・サステナブル系のデザインとも相性が良い。
厚さ・連量と用途
未晒クラフトは薄手〜厚手まで幅広い厚さ展開があり、以下のような使い分けが可能です:
54kg: 薄手の包装紙、ラッピング材
65kg: 紙袋、封筒、冊子表紙、ZINEなど
75.5kg: タグ、台紙、POP、パッケージ資材
コシのあるしっかりとした質感なので、パリッとした仕上がりを求める印刷物にも対応します。
紙の風合いと色展開
漂白されていないため、紙は茶色〜濃いベージュのような色合いです。
表面には若干のざらつきがあり、紙本来の「繊維感」を感じる風合いが魅力。
色展開は基本的に1色(未晒色)のみですが、そのぶんどんな印刷色ともなじみ、ナチュラル/エコ/クラフトといった世界観にぴったりです。
一言にクラフトと言ってもいろいろな種類があります!
・最も一般的なイメージの『未晒クラフト』
・未晒よりも明るめな半分白いパルプを使用している『半晒クラフト』
・そしてクラフトに筋模様が入っている『筋入クラフト』など
用途によってお選びください!デザインの幅が広がります!
まとめ:こんな方におすすめ
環境に配慮した素材を使いたい方
自然派・オーガニックな印象を与えたいパッケージデザイナー
無機質な紙では物足りないと感じているクリエイター
印刷物にあたたかみを加えたい方
ZINE・ショップカードなどの個性ある表現を目指す方
株式会社立川紙業
五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやyoutubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて
紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
