紙のソムリエ

深い黒が映える『黒気包紙C』

紙のソムリエ

紙の魅力をそのままパッケージに。「黒気包紙C」で“質感”を届ける

「黒気包紙C」は、パッケージ用紙として開発された「気包紙」シリーズの黒色バリエーションです。
“護る”“運ぶ”“表す”というパッケージの基本機能をしっかりと備えつつ、紙ならではの豊かな触感と深い黒の存在感を両立しています。
針葉樹パルプの比率を高めることで強度を確保した設計で、パッケージや下げ札など、耐久性が求められる用途に選ばれています。

黒気包紙Cは、「気包紙」シリーズの黒色タイプで、
パッケージ用に求められる 耐久性・剛性・印刷適性 を兼ね備えた高品質な用紙です。

一般的な黒い紙とは異なり、
針葉樹パルプ配合によるしっかりとしたコシが特徴で、
厚み以上に“丈夫で信頼感のある紙”として多くのブランドパッケージに使われています。

黒の発色も深く落ち着いており、過度にクラフト感のない、
上品で洗練された黒紙 という位置づけの素材です。

特徴・質感

  • 上品で深いブラックカラー
     マットで落ち着いた黒がブランド力を高める。

  • 針葉樹パルプ配合による高い強度
     パッケージ用途に求められる“護る”機能をしっかり確保。

  • 加工性が高い
     抜き加工、スジ押し、折り、打ち抜きに安定対応。

  • 印刷適性◎(特に白インキが映える)
     ロゴ・文字・ピクトを美しく見せたいデザインに最適。

  • パッケージ・タグで人気の黒紙シリーズ
     アパレル、雑貨、食品など幅広い業界で採用。

厚さと用途

・215.5kg :軽量パッケージや中身を守る薄物用途

・255kg :バランス重視のパッケージや冊子表紙

・295kg :高級パッケージ、ギフト箱や重厚感が求められる用途

【主な用途】
・商品パッケージ(ボックス・スリーブ)
・ブランドタグ・下げ札
・化粧品・雑貨の台紙
・ショップカード
・リーフレット(高級仕様)
・黒紙を活かした高級ブランドツール

兄弟紙 黒気包紙Uとの違い

黒気包紙には今回ご紹介したCとは別にUがあります!その違いは塗工してあるか、ないかです!

「黒気包紙 C-FS」は、ニュートラルな黒さを追求。両面特殊塗工により、
水に濡れた際の色落ちはもちろん、内容物への色移りを防ぎます。

黒気包紙 Uは、紙本来の風合いと、ニュートラルな黒さを追求した非塗工品です。

まとめ:こんな方におすすめ

【デザイン面で相性が良いポイント】
・白インキのロゴが美しく映える
・マットな黒で上品な雰囲気を演出
・最小限の情報だけで洗練したデザインになる
・箔押し(金・銀・黒箔)が活きる

【こんな方におすすめ】
・強度のある黒紙でパッケージを作りたい方
・ブランドタグを高級感のある黒で仕上げたい方
・上質な黒紙を探しているデザイナー
・“護る・運ぶ・表す”が求められる商品を扱うメーカー様

株式会社立川紙業
五十嵐 広治(いがらし こうじ)

日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人

紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中

・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやyoutubeなどSNS運用による情報発信

全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて
紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。

Top