パッケージや台紙で使われる定番板紙「コートボール」
商品パッケージや台紙、箱などでよく使われているのが「コートボール」です。
しっかりとした厚みと、表面のなめらかさを兼ね備えた紙で、
印刷のしやすさとコストバランスの良さから、幅広い分野で採用されています。
この記事では、コートボールとは何か という基本から、
コートボール紙の特徴、厚みの目安、主な用途までを整理してご紹介します。
コートボールとは、古紙を主原料とした芯層の表面に、白色のコート層を施した厚手の板紙(ボール紙)です。
表面は白く、なめらか
中身は古紙ベースでコシがある
印刷適性が高い
パッケージ用途に向く
「白ボール」「コートボール紙」とも呼ばれ、箱・台紙の定番素材 として長年使われています。
表面が白で裏面が古紙配合の特徴である鼠色をしてます。
コートボール紙の特徴
コートボール紙には、実用性を重視した特長があります。
表面が白く、印刷がきれい
カラー印刷・文字・ロゴがはっきり再現できる。しっかりした厚みと強度
商品を保護するパッケージに適している。加工適性が高い
打ち抜き、折り加工、貼り加工がしやすい。コストパフォーマンスが良い
大量生産の箱・台紙に向く。
見た目と実用性のバランスが取れた、非常に使いやすい板紙です。
コートボール厚み・連量
コートボールに厚みは27kg・31kg・35kg・48.5kg・53kgと5段階あります。
用途別には
・27kg~31kg:名刺、カード、パッケージ台紙に最適
・35kg~53kg:パッケージ用途に
【主な用途】
・商品パッケージ(箱)
・ブリスター台紙
・什器用台紙
・POP・ディスプレイ
・台紙付き商品
・業務用パッケージ
まとめ:こんな方におすすめ
【デザイン面で相性が良いポイント】
・白ベースで印刷が映える
・シンプル〜情報量の多いデザインまで対応
・加工しやすく仕上がりが安定
・コストと品質のバランスが良い
【こんな方におすすめ】
・商品パッケージや箱を作りたい方
・台紙・ブリスター用の板紙を探している方
・大量生産向けの用紙を検討している方
・定番で安心して使える紙を選びたい方
あえて裏面の鼠色を生かしたようなデザイン・用途に使うとより魅力を感じることができそうですね!
株式会社立川紙業
五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやyoutubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて
紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
